( JOURNAL )
2026.08.23

MAINTENANCE

今回は、サングラスのメンテナンスについてのお話です。

サングラスも、シューズやザック、ウェアと同じように、長く使用していく中で少しずつ消耗していくギアのひとつです。

ラバー製のノーズパッドは、皮脂や水分を吸収しにくい素材を使用していても、長期間の使用によって少しずつ劣化していく可能性があります。
フレームについても、使用後のお手入れや保管状態によっては徐々に変形し、本来のフィッティング性能が損なわれることがあります。
またレンズも、どれだけ優れた傷防止コーティングが施されていても、落下や誤った保管方法などによって傷が入ってしまうことがあります。

これはサングラスに限らず、どんなプロダクトにも共通することだと思います。
ただ、ほんの少しメンテナンスを意識していただくだけで、良い状態をより長く保つことができます。

【フレーム・レンズのメンテナンス】
使用後は、中性洗剤を水で薄め、レンズやフレームをやさしく水洗いしてください。
その後、柔らかく清潔な布などで水分を丁寧に拭き取り、最後に専用のメガネ拭きで仕上げてください。

水分が残らないよう、しっかりと自然乾燥させることも大切です。
※高温のドライヤーなどを使用して、無理に乾燥させることはお控えください。

【ラバー製ノーズパッドのメンテナンス】
ノーズパッドについても、フレームと一緒に洗っていただくことをおすすめしています。

汗や皮脂などの汚れをそのままにしておくと、ノーズパッドや差し込み部分に汚れが蓄積し、素材の劣化や、ノーズパッドが外れやすくなる原因につながることがあります。

OWL MILSでは、皮脂や水分を吸収しにくい素材を使用していますが、汗や皮脂の量、使用頻度、使用環境には個人差があるため、劣化するまでの期間も大きく異なります。

特に皮脂などが付着した状態で長期間放置すると、ラバーが変質・膨潤し、外れやすくなる場合があります。
使用後はできるだけ汚れを洗い流し、しっかりと水分を取り除いてください。

【RED LABEL・BLACK LABELのフィッティングについて】
最近、日常的な保管方法の影響によって、特にRED LABEL・BLACK LABELのテンプルが徐々に真っ直ぐになり、本来のフィット感が損なわれているケースが見受けられます。

特に、以下のような保管方法にはご注意ください。

・サイズの合わないケースへ無理に収納する
・カバンの中などで長時間圧迫された状態にする
・グラスコードなどでテンプル同士を閉じるように強く縛る
・直射日光の当たる車内など、高温になる場所に長時間放置する


OWL MILSでは耐候性に優れた素材を使用していますが、快適なフィット感を生み出すため、フレームには適度なしなやかさを持たせています。

そのため、強い圧迫や高温環境に長時間耐えることを前提とした設計ではありません。
収納する際は、顔から外した状態で左側のテンプルから先に畳んでください。
右側から畳むと収まりが悪く感じられる場合がありますが、製品不良ではありません。

【フィッティング性が落ちた場合】
テンプル中央の最もしなる部分を手でやさしく持ち、動画のように少しずつ内側へ馴染ませるように調整してください。
一度に強く曲げるのではなく、軽い力で数回に分けて調整していただくことで、フィット感が戻る場合があります。

ただし、長時間強く圧迫された状態が続き、テンプル自体が大きくストレート方向へ変形してしまっている場合には、ご自身での調整では元に戻りにくいことがあります。

その場合はテンプル交換が必要になる可能性もありますので、日頃の保管方法についても少し意識していただければと思います。

※調整方法に関しては動画をご参照ください。

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ご使用後は、汗や汚れを洗い流し、水分をしっかりと取り除いたうえで、直射日光や高温、強い圧迫を避け、できるだけ涼しい場所で保管してください。

少し手間にはなりますが、下山後にシューズやウェアを洗うのと同じように、サングラスにも少しだけ手をかけていただければと思います。
登山シューズやザック、ウェアとは少し違い、サングラスは山だけでなく、日常生活や運転、旅行など、普段から使用されている方も多いギアです。

個人的には、アウトドアギアの中でもサングラスは、「使用する頻度」と「身につけている時間」が特に長いもののひとつではないかと思っています。
だからこそ、ほんの少しだけメンテナンスを意識していただくことで、気に入った一本を、より長く、良い状態で使っていただけます。

山から帰ってシューズを洗う。
ウェアを洗って、次の山行に備える。

その流れの中に、サングラスのお手入れも少しだけ加えていただけたら嬉しいです。
皆さまの大切な一本を、できるだけ長く愛用していただければと思います。